Vintage B3 のピッチコントロール

Vintage B3 には、ピッチの動作を変えるパラメータがいくつかあり、オリジナルの音源では実現不可能な高い柔軟性を可能にしています。

Vintage B3 は等分平均律でチューニングされています。この標準チューニングからずらすために、低音および高音の範囲にチューニングをストレッチ(伸張)できます。これはアコースティックピアノ(特にアップライトピアノ)での方法に似ています。クラビネットやハープシコード、ピアノの音には、倍音構造の中にインハーモニシティ(不協和性)が存在します。これら楽器の倍音(ハーモニクス)の周波数は、正確には基音の周波数の整数倍になっていません。つまり、低い(チューニングされた)ノートの倍音の方が、高いノートの基本周波数との「ずれ」が少なくなります。オルガンは弦を鳴らす楽器ではないので、このような不協和性はありません。ストレッチ機能は、主にアコースティックピアノのレコーディングの際に Vintage B3 をアレンジメントで使う場合に備えて用意されています。

「Warmth」パラメータを使ってサウンドのチューニングをランダムにずらすことも可能です。また、キーボードのピッチ・ベンド・ホイールを使って、サウンドのピッチベンドを変更することもできます。ピッチベンドの変更はオリジナルにはない機能で、これによりサウンドの幅が広がります。

ピッチパラメータ